福岡地方史研究 第61号(2023)

特集:戦争の福岡2

福岡地方史研究

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出版社
福岡地方史研究会
著者名
福岡地方史研究会
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2022年9月
判型
A5
ISBN
9784910038803

特集は59号につづく「戦争の福岡Ⅱ」。初期日中戦争試論:郷土と支那事変への予備的考察、軍需工場などへの福岡市と近郊女学校生の通年勤労動員、一福岡市民の目に映った戦時下の生活、五・一五事件減刑嘆願運動と農民組合、他。

福岡地方史研究会の年1回の会報誌。



 * *



 八十六年前、日本はロシアのように中国大陸へ侵攻していった。私たちの祖父母や父母たちの関わった戦争である。資源のない島国から多くの若者が出征していったが、兵隊たちの士気は高かった。しかし、陸海軍の不和をはじめとして、硬直した作戦や戦術、兵器の量産体制の遅れと資材の欠乏などにより、戦争が長期化するにつれ継戦能力を失っていった。… ウクライナ戦争の終結が見通せない現在、「戦争」を再び特集することで、私たちの過去の戦争の意味と日常を問い直してみることにした。「戦争の福岡Ⅱ」とした所以である。(「特集にあたって」より)

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