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人生を変える、
とびきりおいしい物語(スイーツ)をどうぞ。
仕事も恋愛もぱっとしない岡野七子がたどり着いた、
住宅街の洋菓子店「月と私」。
そこには、お菓子にまつわる魅力的なエッセンスを引き出して、
物語としてお客に届ける「ストーリーテラー」がいた――。
さまざまな悩みを抱えてお店を訪れた人たちは、
ストーリーテラーの語る物語と、
内気だけれど腕利きのシェフが作る極上のお菓子に心解きほぐされていく。
心を甘くやさしくときめきで包み込んでくれる、おいしい連作短編集。
■著者プロフィール
野村美月(のむら・みづき)
福島県出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で、第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞。著書に、「“文学少女”」「ヒカルが地球にいたころ……」「むすぶと本。」「世々と海くんの図書館デート」「三途の川のおらんだ書房」の各シリーズのほか、『記憶書店うたかた堂の淡々』など多数。子供のころからスイーツが大好きで、Instagram(ID:harunoasitaha)で情報発信している。
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