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明治、大正時代、多くの日本人が居留民としてさまざまな仕事をしながら暮らしていた極東ロシアの港町ウラジオストクは、ソ連時代に軍港都市として外国人はもとよりロシア人でも許可なく入ることのできない閉鎖都市となり、かつての日本人居留民の暮らしや民衆どうしの交流の日々は殆ど語られることなく70年余りの歳月が流れた。
本書は、明治から大正にかけてそのウラジオストクで居留民として暮らした祖父母や父が遺した写真や日記、手紙などの浦潮時代の遺品から、当時のウラジオストクに生きた市井の人々の姿を蘇らそうと試みた作品である。
夢を持って懸命に外地で働いた素朴な民衆が、侵略と戦争の国策に取り込まれていった20世紀という時代の日本人の歩みの一端を、明治・大正時代のウラジオストクという1ページを切りとって考察した一書として、示唆に富む内容となっている。
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