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栄光と挫折を味わった詩人・白居易。その作品に込められた心象を鑑賞する。
“人生をいかに生きるか”をテーマとした詩を取り上げている今年度、後半は中唐の詩人で平安時代以降日本人が最も好んだ詩人といわれている白居易(772~846)の人生とその折々に創作した詩に焦点を当てる。白居易は、早くから才能に恵まれ29歳で科挙に合格し官吏になったが、その後左遷され挫折を味わい、隠遁生活に入る。その中で到達した境地とは何か。白居易の紆余曲折した人生を詩と共にみていく。
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第七章 志を抱いて
第二十七回 少年時代―数行の郷涙 一封の書
第二十八回 科挙受験―天静かにして 秋山好し
第二十九回 ??県尉―今朝 始めて山を見る
第三十回 初恋―応に闌干に凭って 独自り愁うべし
第八章 「諫めの官」として
第三十一回 社会批判―背は炎天の光に灼かる
第三十二回 左拾遺―衢州 人 人を食らう
第三十三回 翰林学士―封ぜんと欲して重ねて読み 意遅遅たり
第三十四回 妻子―妻孥を待ち得て 相逐いて行く
第三十五回 下?退居―嬾病 つねに暇多し
第三十六回 渭村寓居―迢迢たり 夜坐の情
第三十七回 賛善大夫―寂莫たる曹司は 熱地に非ず
第三十八回 江州司馬―江城 寒角動き、沙洲 夕鳥還る
第十章 外任を経て
第三十九回 草堂山居―司馬は なお老を送るの官たり
第四十回 忠州刺史―覚えず 忠州 すでに二年
第四十一回 杭州刺史―杭州に老い去るは潮に催さる
第四十二回 蘇州刺史―口を開きて笑わざるは これ痴人
第十一章 洛陽分司
第四十三回 秘書監―白頭の老監 書を枕にして眠る
第四十四回 河南尹―なお喜ぶ 春深けて 公事少なし
第四十五回 履道里―拙は定めて身において穏やかならん
第四十六回 致仕―宦途 事おわりて これ懸車
第十二章 人生讃歌
第四十七回 閑居―意中 つねに深山に在るがごとし
第四十八回 知足―道を悟りて 深く前事の非なるを知る
第四十九回 詩道―ただ詩魔のみ有りて 降すこと未だ得ず
第五十回 逐性―一時に滅尽して 定中に消えぬ
第五十一回 自適―心適すれば 是非を忘る
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