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◆第二句集
寒玉子ふれあひながら光りつつ
作者の人間性が善良な光を持てば、その俳句作品も、善良な光を放つのである。
浅井敏子俳句は、まさにその善良なあたたかい光をじんわりと湛えている。
(序に代えて・名取里美)
◆自選十句
梅咲いてましろき封筒届きけり
燕来る電車の見ゆる保育園
空つぽの檻にたんぽぽ咲きにけり
春雨やロールキャベツを先生に
庭の土背負ひ初蝉歩き出す
娘に会ひに父親のサングラス
四十雀子育て上手となりにけり
手袋を脱ぎて手をふる三つの子
冬うらら駅いつぱいに小学生
寒玉子ふれあひながら光りつつ
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