アマゾンのふしぎな森へようこそ!

アマゾンのふしぎな森へようこそ!

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出版社
合同出版
著者名
南研子
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2023年9月
判型
A5
ISBN
9784772615426

日本から2万キロ離れたブラジル・アマゾンの森の中。
 色鮮やかなオウムたちが空を舞い、木に目をやるとナマケモノと目が合い、川の中洲でワニが日向ぼっこ、カメやカワウソが遊びにきていて、遠くの方にはヒョウは水を飲みにくる――
 まるでおとぎの国のような場所で、先住民たちは、なかまとともに、森の生き物とともに、あらゆる精霊とともに、自分なりに心地よく“あるがまま”に暮らしています。電気もガスも水道もない、お金は通用せず、文字もないけれど、感じる力を頼りに人びとは豊かな文化を受け継ぎます。
 気候変動の影響による環境変化、“文明社会”による森や文化の破壊などにも社会全体で議論して対応し、伝統的なくらしを未来につなぎます。

 「ジャングルがなくなればインディオは死ぬ。そしていずれはお前たちの社会も滅びる」
 34年前のラオーニ(カヤポ族の長老)の言葉(本書 P.20)

 「この地球は限りある資源でバランスよく保っているのに、そのテンポを早めたら、自然の決まりごとが崩れてしまう。そのツケは必ず人間に回ってくるというのに」
 メガロン・チュカハマエ(カヤポ族のリーダー)の言葉(本書 P.153~154)

 氷河期にも緑のジャングルが残り、たくさんの生き物の避難場所となったアマゾンの人びとの知恵に、日本に暮らす私たちが持続可能な社会をつくり、人新世を生き抜く答えヒントがあります。

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