近世思想と仏教

近世思想と仏教

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
法蔵館
著者名
末木文美士
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2023年9月
判型
A5
ISBN
9784831862792

近世は儒教の時代であり、幕藩体制に取り込まれた仏教は自由を失って形式化し、堕落した――。このような「近世仏教堕落論」が俗説として克服された今日に、多様で複雑な近世仏教思想の〈特質〉と〈画期性〉、そして〈魅力〉を探るための論点を提示。

仏教の教理教学のみではなく、文学作品や西洋人の仏教理解なども視野に収めつつ、儒教や国学・神道などを含めた近世思想全体において、仏教がいかなる位置を占めていたのかを問い直す。

*************
じつは近世の仏教は豊かな創造力を持ち、さまざまな領域に寄与し、新鮮で価値高い多くの遺産が遺されている。その点で、儒教や国学・神道に引けを取るものではない。(本書「はじめに」より)
*************

【目次】
はじめに
第一章 近世思想と仏教
第二章 仏教と諸思想の交流
第三章 近世中期の仏教研究──鳳潭を中心に
第四章 女性と仏教
第五章 近世仏伝の世界
第六章 欧米に伝わった近世仏教
第七章 近世から近代へ
初出一覧/あとがき/索  引

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top