特集:コマネジメント
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コマネジメントとは、内科系のジェネラリストが、専門科の患者の診療のうち内科部分を受け持ち、専門科と診療の責任や権利を共有するケアモデルのことを指します。一般的なコンサルテーションモデルと異なり、入院から退院まで、内科系のジェネラリストと専門科が密にコミュニケーションをとりながら伴走する診療スタイルです。これまでのエビデンスの蓄積、米国での広がりもあり、日本でも少しずつ注目され、導入する医療機関がみられるようになっています。
コマネジメントを始めるにあたり、特別な技能や特別なスタッフが必要とされるわけではありません。必要なスキルは、ホスピタリストに求められる基本的なスキルにほかならないともいえます。加えて、開始時の入念な準備、科の垣根を超えたよりオープンなコミュニケーション、多職種連携が必要とされますが、それによりさまざまなメリットをもたらすことができるのです。
今回の特集では、コマネジメントの“幹”と“枝”になぞらえてPart分けをしています。前半では、そもそもコマネジメントとは何なのか、背景となるエビデンス、日本での実践例を紹介し、後半では、実践への移行のために必要とされる主な知識やスキルを解説します。かかわる他科、他職種の視点も織り交ぜて、より深い学びができるような構成となっています。
今回の特集がきっかけになり、コマネジメントの輪が少しずつ広がり、その先で患者ケアの改善につながることになれば望外の喜びです。
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