浅野勝美画集 Ｐｓｙｃｈｅ
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妖しいきらめきに満ちた、澄んだ美の結晶
皆川博子、タニス・リー、新潮文庫の各シェイクスピア作品などの装画や
『詩とメルヘン』の挿画など、
耽美かつ幻想的な世界観で観る者を魅了し続ける
浅野勝美、待望の初画集！
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澄み切った美が、鋭い光を放って視覚を直撃する。
銅版画から混合技法で描かれたものまで、
どの作品も妖しいきらめきに満ちているが、そこに世紀末絵画を思わせる
病的なものが介在しないこともまた浅野勝美の作品の特徴だろう。
夜や狂気や死をモチーフにした作品さえも、健全な心が驚くべき集中力と
高度なテクニックを駆使して結晶化させたことがうかがわれ、
その核が彼女の美意識であり哲学であろう。
――篠田節子（小説家）
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