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最新のエビデンスを反映させるなどの目的で、例年、全面改訂の約2年後に追補版を発売してきた 『脳卒中治療ガイドライン』 ですが、近年の本領域の進歩は長足であり、今回は全140項目中66項目を改訂しました。
エビデンスレベルの高い新しいエビデンスを加えたほか、新しいエビデンスはないものの推奨度が現実と乖離しているものなども見直したため、今回は「追補」ではなく「改訂」として発売しました。
<主な改訂点>
●抗血栓薬や血栓溶解薬などの記載変更について
抗血栓薬については、その一種であるDOAC(直接作用型経口抗凝固薬)の高齢者適応のほか、DOACの中和剤に関する記載も増やしました。
また、血栓溶解薬は使用開始時期によって効果が左右されますが、起床時発見もしくは発症時刻不明の虚血性脳血管障害患者に対するエビデンスなどを加えました。
さらに、くも膜下出血の治療後に生じる可能性がある遅発性脳血管攣縮については、新たに登場した治療選択肢にも触れるなどの変更を行いました。
●危険因子としての糖尿病・心疾患・慢性腎臓病(CKD)の管理について
主に糖尿病治療で使われるGLP-1やSGLT-2などの薬剤には、近年、新たなエビデンスが得られていることから、推奨度を含めて記載を見直しました。
※改訂した66項目を抜粋したPDFは、日本脳卒中学会のWebサイトで公開中です。
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