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「死」は誰のものか?
医師に自死の幇助を求める元建築家の老人。
彼に致死薬を与えるべきか? 公開討論会での究極の議論。
結論をくだすのは――観客の「あなた」だ。
本屋大賞「翻訳小説部門」第1位『犯罪』の著者が放つ、
自死の幇助の是非について観客が投票する緊迫の戯曲!
78歳のゲルトナーは、医師に薬剤を用いた自死の幇助を求めている。彼は肉体的にも精神的にも健康な状態だ。ただ、愛する妻を亡くし、これ以上生きる意味はないと考えている。ドイツ倫理委員会主催の討論会では、医学、法学、神学の各分野から参考人を招いて、彼の主張について議論する。彼に致死薬を与えるべきか? ホームドクターや弁護士も意見を述べるが、最終的な結論をくだすのは――「あなた」だ。医師による死の幇助について、観客が投票する衝撃の戯曲!
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