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コラージュ療法は,設備や用具を必要とする箱庭療法や遊戯療法が施行できないときに,それらと同等の効果をもつ心理療法を目指して本書監修者によって考案され,長年にわたって実践と研究が積み重ねられてきた。
本書では,簡便で取り組みやすい「切り貼り遊び」が,子どもから高齢者,身体や心に障害をもつ人や表現が苦手な人などに世代や表現力,症状などを問わずにあらゆる臨床領域で適用できることが実践の記録から示される。また,他の心理療法との併用,グループでの実施や異文化での実践,心理臨床家の教育訓練,他分野への応用といったテーマでコラージュ療法のさらなる広がりが描き出される。
「切り抜き素材」という言語を手がかりに,心の内奥からのメッセージを丹念に拾い集め,意識との間に定位させるという繊細ながらダイナミックな技法の魅力を伝える実践の書。
監修者略歴:
森谷 寛之(もりたに・ひろゆき)
1947年 岡山県に生まれ,大阪で育つ
1970年 京都大学工学部高分子化学科卒業
1972年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了
1978年 京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学
職歴 愛知医科大学助教授,鳴門教育大学学校教育学部教授,京都文教大学教授を経て,現在,京都文教大学名誉教授,京都コラージュ療法研究所長
工学修士,教育学博士,臨床心理士,公認心理師
城戸奨励賞(日本教育心理学会),日本芸術療法学会賞
主要編著書
『チックの心理療法』(1990)金剛出版
『コラージュ療法入門』(編著)(1993)創元社
『子どものアートセラピー』(1995)金剛出版
『生徒指導と心の教育 入門編/実践編』(共編著)(2000/2001)培風館
『臨床心理学全書9 臨床心理面接技法2』(分担執筆)(2003)誠信書房
『臨床心理学―心の理解と援助のために』(2005)サイエンス社
『コラージュ療法実践の手引き―その起源からアセスメントまで』(2012)金剛出版
『臨床心理学への招待―無意識の理解から心の健康へ』(2018)サイエンス社
他
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