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本書では、日本統治時代に著された陳輝龍氏の『台湾語法』を中心に、台湾語の研究がどのように展開されていったのか、またそれが戦後、どのようにして日本から発信されたのか、その検証を試みる。また戦前から戦後初期にかけての台湾語の言語科学を、まず陳輝龍氏の『台湾語法』から概観し、戦後初期における李献璋氏の『福建語法序説』の言語記述にも着目し、王育徳氏の研究成果をまとめるとともに、文学運動のあり方、歴史に翻弄された民族観、政治に抑圧された社会をも含めた視点で、これらを包摂した一冊である。
この三人の台湾語研究の基礎は、新たな言語環境としての多言語共生を生み、政策的な観点と結びつき、「言語の民主化」という考え方を根付かせたともいえるのである。
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