竹の春

竹の春

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出版社
ふらんす堂
著者名
宮谷昌代
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2023年9月
判型
四六判
ISBN
9784781415772

◆第二句集



今までも今も幸せ赤まんま

夫にわれ我に夫ゐて年新た

大いなるものは映さず初鏡



著者の宮谷昌代さんは、いつも前向きで明るい。その人柄は俳句にも現れていて、読む人の心をなごませてくれる。

これからも「天塚」の伝統を守ると共に、俳人として積極的に活動していただきたいと思う。



(帯より・片山由美子)



◆自選十句

煩悩の数と思へり落椿

前へ行く時は前見てチューリップ

生まれたる数だけ消えてしやぼん玉

滝の前いつしか滝になるわたし

紙魚育ついづれは反故となる蔵書

秋茄子傷に貫禄ありにけり

そろそろと思うてをればばつたんこ

子と遊びたくてどんぐり拾ひけり

善悪の隙間を生きて竜の玉

ありがたうは結びの言葉冬灯

一つとは限らぬ答へ花八手

天命にゆだねて励む竹の春

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