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女性が選んだ女性の名随筆シリーズ、全巻文庫化スタート!
父・露伴の亡き後に花開いた文才。
稀代の名文家の多面的な魅力が
ぎゅっと一冊に!
幸田露伴の娘として生まれ、
父親に『論語』素読から家事全般まで
全てを教わった幸田文。
結婚出産離婚、父の看取りを経て、
文章を発表し始めたのは40歳を過ぎてからだった。
老境に入るまで書かれ続けた、
質量ともに抜きんでた随筆を、
川上弘美が読み込み編み上げた
極上の一冊。
むかしから、日本の女はクールだった!
解説・由里幸子
目次
ぶっ飛んだかっこよさ 川上弘美
第一部:幼き日々から、父の死まで
?啄
金魚
あしおと
あとみよそわか
水
このよがくもん
ふじ
春の翳
申し子
平ったい期間
終焉
堅固なるひと
はにかみ
すがの
第二部:くさぐさのこと
むしん
おふゆさんの鯖
風の記憶
金魚
午後
知らない顔
二月の味
捨てた男のよさ
いのち
午前二時
次女
吹きながし
類人猿
二番手
杉
第三部:週間日記ほか
週間日記
「なやんでいます」の答え
解説 由里幸子
略年譜
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