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幕末から明治にかけて、日本は社会の様々な分野で西欧化の実現に努めてきた。その過程において、実働部隊として活躍した人々は、多くがいまだ曖昧模糊のままある「洋学」の体現者であった。
異なる分野の境界に身を晒す、というのではない。外国語の習得に始まり、医学、薬学、動物学、植物学、農学など、数多の領野を自らの裡に丸ごと抱き込む、そうした秀才、奇才を多く輩出した時代の学問の実態、わけても書物の記述・生産法、標本の作成・保存法から窺うことのできるそれは、現代を生きるわれわれの眼に、新鮮かつ、刺激的に映る。
史料・標本のカラー図版を多数収録。博物館工学者の視点から、学術標本(モノ)を出発点とする研究方法の可能性を、あらたに提起する。
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