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戦闘はやまず何も聞かず
命もろとも破壊するらしい
欲しいものに
勝手に触れずにいられない人たち
その力は赤ん坊のように弱くあるべきで
守るときに使われたかった
生きたい生きる行きたい行こう
風のこだまは強く響き合っている
植物を枯らしてしまって
あまりにもここは静かだ
何ひとつない王国
ー「墓」より
よしおかさくらさんの詩は、あるときはおしゃべりのようで、あるときは甘い空想のようで、あるときは現実を突きつける箴言のようで、あるときはとても力強い歌のようだ。
空想も悪夢も、じわじわと読者に迫ってくる。ティールームではじまったおしゃべりが、いつのまにか鋭い世界の真実に変わる。
気が付かないうちに、読者はこの詩人の術中にはまっている。よしおかさんを単なる甘党だと思ってはいけない。
気鋭の新人の、渾身の35編を収録。
装画=あやつきしろ
装幀=花山周子
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