特集:ELSIの流れのほとりにて(第2回)
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分析哲学と文化をつなぐ哲学雑誌「フィルカル」の最新号(Vol. 8, No. 2)。
巻頭特集は「ELSIの流れのほとりにて(第2回)」。新技術にともなう「倫理・法・社会」を考える枠組み、ELSI。社会に潜在する捉えがたい多様性を現代アート分析をつうじて語りだす論考と、人文知を用いたELSI/RRIの実践を第一人者が語るインタビューの二本から。特集2は好評「作者の意図、再訪(第2回)」。「芸術作品の意味は作者の意図次第で決まるのか?」という難問に、若手美学者が挑む。小特集は「A. スリニヴァサン『セックスする権利』を読む」。話題のフェミニズム哲学書をめぐり、セックスする(される)権利、ポルノ、(性的)同意など、身近でリアルな諸問題に専門家が切り込む。シリーズ「哲学とセーファースペース」では、哲学にかかわる女性のための自助グループ「WOMEN:WOVEN」が中心となって、哲学コミュニティに残る諸問題を、当事者の目線でリアルに伝えます。そのほか、Vtuberの存在性格をめぐる本格的な哲学論文や、アンスコムの未邦訳論文の翻訳など。専門家がつくる哲学誌フィルカルは、今号も哲学と文化の《今》を伝えます。
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