"ブロックチェーンはビットコインを開発する過程で作られた技術でした。ブロックチェーンが出てきたことで暗号通貨に限らず、様々な技術も登場しています。スマートコントラクトはその最たる例であり、昨今メディアやソーシャルネットワークサービスなどで目にする非代替性トークン(Non-Fungible Token, NFT) も、このスマートコントラクトから派生した技術です。
本書は5章から構成されます。本章では本書の執筆にあたる背景を、2章ではブロックチェーンの基礎知識がそれぞれ説明されます。これにより、まずはブロックチェーンを詳しく知らない読者向けに基礎知識を紹介し、3章はスマートコントラクトの最大手のプラットホームであるEthereumスマートコントラクトの基礎知識について、4章はEthereum スマートコントラクトの脆弱性について、とくにプログラミングの観点から解説されます。5章はスマートコントラクトをセキュリティ技術に応用することで得られる技術の紹介。最後に6章は本書の振り返り、および、ブロックチェーンの今後に関する著者の見解が述べられます。
本書の対象者はスマートコントラクトについて、とくにセキュリティ技術の観点から学びたい読者を主な対象としています。ブロックチェーンの基本的な部分から学びたい読者に向けて、主に書籍のタイトル通り「スマートコントラクトのセキュリティ」について、とくにEthereum スマートコントラクトの観点から紹介します。ここでいうセキュリティとは、スマートコントラクト自体の脆弱性と、スマートコントラクトでセキュリティ技術を構成した場合の両方を想定しています。。4章では、Ethereumスマートコントラクトの脆弱性について、各脆弱性に関連するコードを参考にしながら、その原理と対策を学びます。実際にEthereumスマートコントラクトのコードを書きたい、あるいは書いている方は、参考になるはずです。"
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。