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聖地・祭り・教祖など、〈聖なるもの〉に惹かれ、シャッターを切ってきた写真家と宗教学者が、あらためて〈聖なるもの〉を撮ること、〈聖なるもの〉の写真との向き合い方を語る。
誰もがスマホを持ち歩き、誰もがいつでも撮影し、発信する時代に〈聖なるもの〉の写真を撮ること、撮ってきたこと、そしてその写真を見ることとはなにかを考える。
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〈目次〉
〈聖なるもの〉を撮ることとは
―「はじめに」に代えて 港千尋・平藤喜久子
第1部 聖なる風景
神話の風景 平藤喜久子
観光のまなざしのなかの近代の聖地―ルルドを中心に 山中弘
天皇陵をめぐる歴史の旅 伊奈英次
「アイヌの地」―「アイヌ-モ-シリ」を撮ること 露口啓二
不可視の場所、反転する世界 シェレンバウム・ゾエ
写真家と研究者で、失敗写真を考える① 港千尋・平藤喜久子
第2部 聖なる人
聖なる像のトライアル 港千尋
秘教家たちの肖像 深澤英隆
「教祖」と写真 弓山達也
格闘する人―人間を超えた存在に向かって 甲斐啓二郎
あたため戯れる―ザールを撮る 川瀬慈
写真家と研究者で、失敗写真を考える② 港千尋・平藤喜久子
第3部 先人たちのまなざし
柳田國男と/民俗学と写真―方法論の不在について 飯倉義之
折口信夫と写真―「実感」を記録し、伝える 川嶋麗華
小泉八雲の写真―歴史資料としての価値を見すえて 小泉凡
岡本太郎のまなざし―聖なるものへの挑戦 大杉浩司
写真家と研究者で、失敗写真を考える③ 港千尋・平藤喜久子
執筆者紹介
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〈編者〉
港 千尋(多摩美術大学教授)
平藤 喜久子(國學院大學教授)
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