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ミステリ性が薄いだろうと見送ってきた読者はきっと後悔する――新保博久(解説より)
男女の恋愛に絡む謎解きを描く、
第103回直木賞受賞作
生誕90年記念出版第3弾
紋章上絵師の章次は、元恋人の賢子から「着物に蔭桔梗の紋を入れてほしい」と、20年前と同じ依頼をされる。当時はある事情から下職に廻してしまったのだが、賢子は紋を見て怒り、それ以降疎遠になってしまったのだ。なぜ彼女は再び同じ依頼をしたのかという真相が語られる「蔭桔梗」。浸抜屋の利雄は、見知らぬ女性から母の形見という留袖のしみ抜きを依頼される。やがてふたりは恋仲になるが……。着物が殺人事件の謎を解く手掛かりになる「竜田川」など11 編。男女の恋愛模様に絡む謎と意外な結末を描く、傑作短編集。第103回直木賞受賞作。
■目次
「増山雁金(ますやまかりがね)」
「遺影」
「絹針」
「簪(かんざし)」
「蔭桔梗(かげききよう)」
「弱竹(なよたけ)さんの字」
「十一月五日」
「竜田川(たつたがわ)」
「くれまどう」
「色揚げ」
「校舎惜別」
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