本の雑誌 483号(2023年9月号)

特集:平凡社は本当に平凡なのか?

本の雑誌

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出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2023年9月
判型
A5
ISBN
9784860115456

特集:平凡社は本当に平凡なのか?

東洋文庫に平凡社ライブラリー、平凡社新書にコロナ・ブックス、そして別冊太陽と、多彩なラインアップを誇る平凡社はなぜ自らを平凡と名乗っているのか!? というわけで、本の雑誌9月号の特集は「平凡社は本当に平凡なのか?」。平凡社で長く寝泊まりしていた百科部の主・荒俣宏が住み込み時代を振り返るインタビューから、担当者が見た荒俣宏の実像に山本貴光・吉川浩満の平凡社とは世界なのだ!対談、月刊「太陽」繁盛記にオールタイム平凡社ベスト本、社史から読む平凡社に平凡社伝説座談会、おじさん三人組の下中順平新社長独占インタビューに社員が選ぶ平凡ランチ、そしてなんと本棚が見たい!まで、平凡社一色の大特集。平凡の名に秘めた平凡社の非凡度に迫る堂々44ページなのだあ!

新刊めったくたガイドは、柿沼瑛子が闘う子供たちの物語、キング『異能機関』を一気読み!すれば、石川美南は信頼できないのは語り手か、それとも?と自問しつつ、モヤモヤと驚きの波状攻撃。大森望が小田雅久仁『禍』は最上級の体験型幻想小説集だ!と絶賛すれば、酒井貞道は恩田陸の新たな代表作を読むべし!と断言。松井ゆかりが王谷晶『君の六月は凍る』に心をつかまれれば、すずきたけしは人間と犬の苛烈な関係を描く、角幡唯介『犬橇事始』に呆然自失! さあ、あなたはどれから読むか。驚きの波状攻撃で暑さをぶっ飛ばそう!

そして今月はおやじさんが古本屋台を駐車場でザーっと洗車すれば、椎名誠は花見川から芦ノ湖へ失踪願望。浅生ハルミンがこけしとの出会いを告白すれば岡崎武志は古本界の立川談志の屋号に驚愕! 内澤旬子がグズグズやる気スイッチを入れれば、黒い昼食会はサイン本をもっと高くしよう!と提言と、誰も彼もが絶好調! さあ、本の雑誌9月号の山あり谷あり平凡社伝説を読めば、元気百倍。あなたもやる気スイッチを押してみよう!

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