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どえりゃあやつ ー原爆を生きぬいてー
何を書きたくてペンを握っているのであろうかと長いこと探しものをしていて、これだと見つけました。それがこの物語で実体験が基にあります。
私たちの終戦時の惨めさは膨大です。そのなかの僅かですが生きた証となる最後の作品と思い魂を入れて描きました。
やっと家内や町内の方々に内緒ごとがなくなり、今、晴れて心の障害も乗り越え清々しく丸裸です。
と著者のことば。
原爆の焼け跡から、月日を追って、草木やいきもの、人びとのいのちがゆれ動きはじめるようす。
爆心地から逃げのびてかろうじて逃れたさきでの対応など、現実にどのような生活が待っていたのか。
苦しみの中から、たくましく前に歩き出す。
老若男女の生々しい姿が、ほとばしり出る会話の中から伺い知ることができます。
くりひろげられた子どもや大人たちの細やかな描写は生きた歴史書になるはずです。
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