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「人類がこれから直面する経験を伝える言葉を技術革新に遅れず開拓していくこと――それは聴覚障害という新たな系譜と接続した当事者研究が直面する“来たるべきミッション”のひとつかもしれない」(熊谷晋一郎)
「聴覚障害の仲間たちのなかにも、聴覚障害のマジョリティの言説では自分の経験がこぼれおちてしまうと感じる仲間がいて、当事者研究に魅力を発見してくれた――そのことに今までにない新しさを感じている」(綾屋紗月)
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問いがささやき、対話がつながり、言葉がうまれる――〈わからない〉を〈わかちあう〉、来たるべき当事者研究の世界へ!
自分自身の「感覚・身体」から、他者や社会との間にある「対話・情報」、そして他者や社会との対話から紡がれる「物語」へ――ずっとひとりで抱えてきた「困りごと」を、自己との対話・仲間との対話で研究しよう!
当事者研究の歴史・理念・目的や、聴覚障害分野での展開の経緯、当事者研究の公開と安全性を論じた第1章「聴覚障害当事者研究の導入」に続き、第2章「聴覚障害当事者研究の実践」では「感覚・身体」「対話・情報」「物語」という3つのテーマに即して、聴覚障害当事者研究の多彩な実践をレポート。最終第3章「聴覚障害当事者研究の今後」では、聴覚障害当事者研究の実践メソッドや、聴覚障害当事者研究に取り組むためのヒントなど、当事者研究の新たな形を探っていく。巻末には、本書を巡る対談「当事者研究へ、ふたたび」(熊谷晋一郎+綾屋紗月)を収録。
弱さのままに生きていける「知」、まだ誰も知らない「言葉」を探る、当事者研究のあらたな世界。
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