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【消齢化社会】(しょう-れい-か-しゃ-かい)
生活者の意識や好み、価値観などについて、年齢による違いが小さくなる現象「消齢化」が進んでいる社会。
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≪メディアが注目! 話題のキーワード「消齢化」≫
●2023年5月12日 BSテレ東「日経ニュースプラス9」にて特集
●2023年2月11日 日経新聞「Deep Insight」にて紹介
●2023年1月31日 日経新聞「春秋」にて紹介
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【刊行に寄せて】
80代からプログラミングの勉強を始めた人。昭和のヒットソングをカラオケで歌う若者。年齢にとらわれず新しいことに挑戦したり、自分らしさを追求したりする人を目にする機会が、ここ最近やけに多い。そう感じているのはきっと、私たち生活総研だけではないと思います。
私たちはあるとき、そんなふうに肌で感じていた社会の変化が、ここ数年どころではなく30年という長期的なスパンで実際にデータ上に現れていたことを発見しました。そしてこの、生活者の意識や好み・価値観などについて、年齢による違いが小さくなる 現象を「消齢化」と命名し、調査・研究を行っています。
消齢化社会とは? 生活者は、ビジネスは、どう変わる? 本書では、30年に及ぶ膨大な生活者データをもとに分析した消齢化の背景や、この先日本で起きるであろう変化の仮説など、私たちの消齢化研究をご紹介します。各界の有識者に行ったインタビューも収録しています。
長いこと「高齢化社会」という言葉に悩まされてきた日本。しかし「消齢化社会」として捉えなおせば、きっと明るい兆しが見えてくる。私たちと一緒に、消齢化社会・日本の未来を考えてみませんか。
博報堂生活総合研究所
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【著者プロフィール】
博報堂の企業哲学「生活者発想」を具現化するために1981年に設立されたシンクタンク。人間を、単なる消費者としてではなく「生活する主体」という意味で捉え、その意識と行動を研究している。1992年から続く長期時系列調査「生活定点」のデータをもとに「消齢化社会」を提唱。近年では、デジタル空間上のビッグデータをエスノグラフィ(生活現場の観察やインタビューを伴う調査手法)の視点で分析する「デジノグラフィ」も推進中。
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