コミュニティケア 2023年9月号(Vol.25 No.10)

特集1:オーラルフレイルの悪化予防・改善/特集2:訪問看護サービスの「終結」

コミュニティケア

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出版社
日本看護協会出版会
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2023年8月
判型
A4変
ISBN
9784818025806

第1特集
オーラルフレイルの悪化予防・改善

 「オーラルフレイル」とは、2013年に厚生労働省老人保健健康増進等事業で設置されたワーキンググループによって示された概念です。その後、さまざまな議論を経て、2019年に公益社団法人日本歯科医師会により「老化に伴う様々な口腔の状態(歯数・口腔衛生・口腔機能など)の変化に、口腔健康への関心の低下や心身の予備能力低下も重なり、口腔の脆弱性が増加し、食べる機能障害へ陥り、さらにはフレイルに影響を与え、心身の機能低下にまで繋がる一連の現象及び過程」と定義され、オーラルフレイルの4つのレベルが公表されました。
 本特集では、その4つのレベル「第1レベル 口の健康リテラシーの低下」「第2レベル 口のささいなトラブル」「第3レベル 口の機能低下」「第4レベル 食べる機能の障がい」の中でも、オーラルフレイルを予防するために重要となる第1レベルと第2レベルの早期発見や悪化予防・改善について取り上げます。オーラルフレイルの全体像や支援のあり方を解説した上で、3つの訪問看護ステーションのスペシャリストから、第1レベル・第2レベルの利用者の悪化予防・改善に効果を上げた取り組みについて報告します。


●第2特集
訪問看護サービスの「終結」

 今後、地域の在宅療養者の増加が予測される中、人材の確保等が課題として挙げられる訪問看護サービスにおいては、支援を必要とする利用者に適正な量の医療資源を投入する、という考え方が重要になります。
 そのためには、利用者に対して自立を促す支援を行い、訪問看護の支援がなくても利用者の生活が成り立つようになればサービスを「終結」するという意識を持つことが必要です。
 本特集では、訪問看護サービスを「終結」する際の課題を挙げ、自立支援における訪問看護師の役割と、「終結」において重要とされる利用者や家族が納得した上での関係者間の合意形成について解説します。事例として、小児、精神疾患を持つ人、高齢者に対する、個々の利用者の状況や環境に応じた自立支援とサービスの「終結」までの過程を報告し、関連論考では、介護サービス利用者の状態の改善促進や維持に向けた自治体の取り組みを紹介します。

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