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敗戦で国柄を蒸発させ、精神の故郷を喪失した日本人。
〝祖国〟を取り戻すためには何が必要なのか?
先の大戦で子々孫々のため、家族のため、そして国や故郷のために戦った多くの兵士たちは元来、サラリーマンや教師、農家といった一般の人たちだった。彼らはどんな想いを胸に銃を取ったのか? 本人や遺族を丹念に取材した鎮魂のノンフィクション。
●第一章 玉音放送に刻まれた哀傷
●第二章 B29搭乗員を介錯した武士道の〓末
●第三章 Uボート内に散った日本人技術者
●第四章 特攻隊発祥の地を歩く
●第五章 函館俘虜収容所第一分所で何が起きたのか
●第六章 知られざる特攻兵器「震洋」が描いた航跡
●第七章 特攻にまつわる然る夫婦の相聞歌
●第八章 埋もれた史実「モンゴル抑留」の実態
●第九章 敗戦の責任は何処に有りや
●第十章 台湾で神になった日本人兵士
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