恋愛の発酵と腐敗について

小学館文庫

恋愛の発酵と腐敗について

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出版社
小学館
著者名
錦見映理子
価格
682円(本体620円+税)
発行年月
2023年8月
判型
文庫
ISBN
9784094072815

太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇

人生経験を積んだ大人でも、恋愛だけは不器用なまま。太宰治賞受賞作家・錦見映理子が大人たちの恋愛模様を鮮やかに紡ぎ出す。

不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた元OL・万里絵は、知らない町で夢だった喫茶店を開き、ここで穏やかに暮らしていこうと決心する。そんな矢先、店に奇妙な男が現れ、サンドイッチに難癖をつけてきた。その男・虎之介は、商店街の一角にできたパン屋のパン職人。高い技術を誇り職人気質な男だが、こと女に関してはだらしがない。二度と恋はしないと誓った万里絵、夫に先立たれ久方ぶりの恋心に戸惑う早苗、夫の浮気を許し続ける伊都子。虎之介に翻弄された女たちの人生に予想外の転機が訪れる。太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇。解説は中江有里さん。

Apple Books限定先行配信・有料小説ランキング1位、ブクログデイリーランキング1位、第2回「書店員が選ぶ大人の恋愛小説大賞」ノミネート、朝日新聞、日本経済新聞、NHKでも紹介された話題の小説が待望の文庫化。

【編集担当からのおすすめ情報】
女の恋は上書き保存、男の恋は名前をつけてファイルごとに保存、なんて話を耳にするが、『恋愛の発酵と腐敗について』では、そんな男女の心の機微を主軸に、大人ならではの恋の滑稽さと痛々しさを描き出す。読みながら我が事に照らしてフッと笑いがこぼれてしまう。過去を隠したい女と武勇伝にする男、昔の男なんて忘れてしまっていた女と、未だに自分に思いを寄せてるはずだと信じる男・・・・・・。
「書店員が選ぶ大人の恋愛小説大賞」にもノミネートされた本作は、大人にこそ楽しんで欲しい恋愛小説です。

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