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昭和50年代前半、東京近郊のある精神病院で「僕」は看護助手をしていた。 ある日、「僕」は院長から患者たちの演劇サークルの世話役を務めるよう頼まれる。「僕」は元アングラ劇団員。自分の才能の無さを痛感し、芝居を断念した過去がある。仕方なく演劇サークルの世話をするようになったが、次第に患者のひたむきさに惹かれ、街の劇場で芝居を公演したいという彼らの夢の実現に向けて動き始める。それはまた自分自身にとっての演劇への再挑戦でもあった。馴染みのジャズバーでアルバイトをしている心理学専攻の女子大生、倉橋まゆ子もいろいろと応援してくれる。 劇団は「青い舟」と名付けられ、その年の暮れ、街の劇場で公演を打つことになる。精神病院に入院してきた少女が運動会の前夜に病院を抜け出し、家に帰ろうとする物語、題名は「もうひとりのアリス」。
精神病院の入院患者による演劇を街の劇場で上演。魂を揺さぶるノンフィクション・ノベル!
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