築島裕著作集 第六卷

語彙・語釋・文法

築島裕著作集

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出版社
汲古書院
著者名
築島裕
価格
19,800円(本体18,000円+税)
発行年月
2023年7月
判型
A5
ISBN
9784762936265

本第六巻は、「語彙・語釋・文法」と題して、内容を、語彙論(一般・数詞・漢語)、語釈(一般・敬語・助動詞)、文法史に関するもの、文法理論の解説に類分けした上で、それぞれの類の中では大略旧稿発表順に掲載した。
厖大な和文語・訓点語の蒐集に基づく語彙・語釈に関する論考は、多くの研究者に驚嘆と羨望をあたえた。特に訓点語の蒐集は古社寺の原本調査に直接基づくものも多く、その原本は容易に閲覧することは出来ない。『訓点語彙集成』全8巻・別巻1(汲古書院、2007?2009年刊)は、築島博士のいわば「種本(資料)」を公開した、という側面も持つ。本書所収の「訓点語彙編纂の構想」は、『訓点語彙集成』刊行の10年ほど前に書かれたものであるが、見出し語の基準や語彙の採録範囲の解説など、訓点語関係の索引を編む際の指針となるものである。
築島博士は訓点研究の業績が顕著であるため、他の分野の論考は見落されがちであるが、本書所収の古代語の文法に関する論考には、多くの新解釈すなわち築島説が随所に記されている。これらは昭和30年代・40年代に執筆されたものが多い。論文発表後に取り上げられ検討された説もあるが、これら築島説の追認と再検討が求められる。

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