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迫りくる世界大恐慌! Xデーに備えろ!現在日本をふくめ主要国の多くでは、不況を克服するためには政府が経済に積極的に介入するべきだという考えにもとづき、大規模な財政支出や大幅な金融緩和といった政策が政府によって推進されている。もし大恐慌という災厄をもたらしたものが市場経済ではなく、政府自身だったとすれば、正しい教訓も、とるべき政策も、まったく違ってくるはずである。本書は歴史から学ぶ恐慌の本質を解説したものである。大恐慌が起こる環境、政策の間違いなど、大手経済新聞社の記者である著者が恐慌の常識をひっくり返し、真の教訓を導きだす! 日銀総裁が交代した今、最も必要としている金融政策、経済状況の正しい読み方がわかる一冊!
【本書の内容】
序 章 忍び寄る、世界恐慌の再来
■百年ぶりの危機が襲う日
■恐慌を引き起こした犯人は誰か? 通説を疑え!
第一章 中央銀行がバブルを生み、それは必ずはじける
■恐慌の真犯人は誰か?
■世界恐慌の起源は第一次世界大戦にあった
■政府・中央銀行が世界経済を不安定にする
■恐慌へのカウントダウン、暴走するマネー
第二章 政府のお節介な「経済対策」が恐慌をもたらす
■フーバー大統領が「自由放任」という嘘
■「賃下げ阻止」が生んだ大量の失業者
■農産物買い支えの愚行
■保護主義に走り、世界貿易が急速に縮小
第三章 経済危機を悪化させた「ニューディール政策」
■政府の規制が招いた銀行破綻
■重いツケは消費者に─産業統制という愚策
■公共事業の「成果」の現実
■恐慌悪化を招いた規制と増税
第四章 昭和恐慌も「政府の失敗」だった
■「大きな政府」か「小さな政府」か
■金本位制復帰という正しい決断
■井上準之助の慧眼、高橋是清の過信
第五章 世界恐慌を生き抜くには 近未来経済予測
■お節介な「不況対策」にノーを
■政府のマネー支配から逃れよう
■納税者が一揆を起こす日
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