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コグニは迷子でした。霧が立ちこめていて、あたりは真っ白。右も左もわからない。でも不思議、ちっとも怖くなくて妙に心地よいのです。霧が温められた牛乳みたい……。歩き続けているうちに川のそばに着きました。そこで、石を積んで川の水をためているちょっと変わった男の子に出会います。その男の子の正体は…?
生命誕生の神秘を、ユーモラスに、哲学的に描いた幼年童話。
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