棚田の村の少女

棚田の村の少女

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出版社
吉備人出版
著者名
川島英子
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2023年7月
判型
A5
ISBN
9784860696986

昆虫採りや川遊び、キャンプや山歩き、木漏れ日や草のにおい……

田舎って素晴らしい!

自然の中で過ごす楽しさや不思議さを感じる物語。



第一話 里山の仲間たち

 突然亡くなったお父さんが育った棚田のある田舎に、お母さんと一緒に移り住むことになった小学4年生の少年・祐樹。自然があふれていた昔の田舎を知っているカッパのごん太や地元の子どもたちとの交流を通じて、山の中がゴミ捨て場になるなど自然が失われていることを知る。ごん太や地元で暮らす人のためにも、汚れた川を子どもたちと大人が一緒になってホタルが飛び交う村に再生させる─。



第二話 棚田の村の少女

 お母さんを亡くした小学4年生の少女・かおりが、棚田の広がる田舎のおばあちゃんの家で、暮らすことになった。おばあちゃんと二人で山陰の海にドライブに行って不思議な体験をしたり、復活する神社の秋祭りで巫女舞いの奉納を手伝ったり……。田舎での暮らしを通じて、お母さんがいつも見守ってくれていると感じることができ、やがてお父さんのいる街での生活にもどっていく。



第三話 霧の向こうの森の家

 お父さんとお母さんには再婚同士。お父さんの子・香(中学2年生)とお母さんの子・英介(小学3年生)は、お母さんが入院したため田舎のおばあちゃんの家で春休みを過ごすことに。温泉にいったり、木工所に通って木工に励んだりする中で、たくましさを身につけていく。田舎で暮らす人達や豊かな自然にふれ、都会の生活に疲れたおじさん、心の傷付いた女性らとも出会い、自らも癒やされて生きる力を取り戻していく─。

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