幽霊綺譚

幽霊綺譚

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出版社
国書刊行会
著者名
ヨハン・アウグスト・アーペル , フリードリヒ・ラウン , ハインリヒ・クラウレン , 識名章喜
価格
6,380円(本体5,800円+税)
発行年月
2023年7月
判型
A5
ISBN
9784336075208

ドイツの古城、
妖精の森へようこそ

『フランケンシュタイン』「吸血鬼」を生んだ〓〓そのきっかけの書。

幽霊の花嫁、妖精の女王、死の舞踏、魔法の鏡、七里靴……
初期英国ゴシックがドイツの深い森の伝説と結びつき、中世を再発見しドイツ・ロマン派となり花開く。

1816年夏スイス・レマン湖畔〓〓
バイロン卿、ジョン・ポリドリ、のちのシェリー夫妻らが無聊をなぐさめるために思いついたのは、本書の仏語版『ファンタスマゴリアーナ』の朗読。
大いに震撼させられた4人は、一篇ずつ怪奇譚を書こうと思いつく……。
いわゆる「ディオダティ荘の怪奇談義」である〓〓
かくして、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』とポリドリ「吸血鬼」が生まれ、ゴシックの本場英国に逆輸入される。

『ファンタスマゴリアーナ』に収録された作品を中心に、ドイツ語原書から、オペラで名高い「魔弾の射手」など厳選の恐怖小説を加えた15篇。
グリム兄弟と同時代、E.T.A.ホフマンにも影響を与えた伝説の幽霊アンソロジーの全貌が明らかに。
美麗函入り。

【目次】
 まえがき フリードリヒ・ラウン

魔弾の射手  ヨハン・アウグスト・アーペル
先祖の肖像画  ヨハン・アウグスト・アーペル
髑髏  フリードリヒ・ラウン
死の花嫁  フリードリヒ・ラウン
幽冥界との交感  フリードリヒ・ラウン
亡き夫の霊  フリードリヒ・ラウン
灰色の客間――文字通り本当にあった話  ハインリヒ・クラウレン
黒の小部屋  ヨハン・アウグスト・アーペル
灰色の客間〔続〕  ハインリヒ・クラウレン
理想  フリードリヒ・ラウン
花嫁の宝飾  ヨハン・アウグスト・アーペル
逸話三篇  ヨハン・アウグスト・アーペル
 一 幽霊の城
 二 霊の呼ぶ声
 三 死の舞踏
クララ・モンゴメリー〓〓聖**ゲの騎士の手稿より  ヨハン・アウグスト・アーペル

 あとがき ヨハン・アウグスト・アーペル

       〓

附録 序文(フランス語版『ファンタスマゴリアーナ』)
   序(英語版『死の物語集』)

訳者解説

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