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応仁・文明の乱から大坂の役まで、九州・琉球は大名や国人が中央も視野にいれた複雑な関係を築く一方で、大陸とも海を通じて緊密な交流をもち、その交易・流通は内陸の人々の生活とも深く関わっていた。さらに、各地に残る置文・家訓・掟は、領主それぞれの性格や、時代的推移・特色を示している。本書では九州・琉球における大名・国人の消長と相互の有機的な関係について段階をおって叙述しながら、慣習や信仰といった生活領域も含む全体の姿を総合的に分析する。
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