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煩雑なWeb APIのテストにも
品質とリスクを考慮した戦略・手法がある
本書は
Mark Winteringham, "Testing Web APIs", Manning Publications 2022
の邦訳版です。
閉じた環境下にあるプログラムのテストなら、その戦略も手法も自ずと見えてくるもの。どこをどうテストすれば品質が上がり、全体にとってのリスクもある程度は把握できます。けれども、それが手の届かない外部に開いており、ある種のブラックボックス化された環境と接続せざるを得ない時、果たして、採用した戦略が正しいのでしょうか。また、正解ではなかった場合のリスクを見積もることは可能でしょうか。
本書ではプロダクトに対する品質とリスクの両面から、ケースバイケース案件として場当たり的なテスト戦略を見直し、Web APIにとって真に効果的なテスト手法の数々を紹介します。
初歩的な事柄から自動化へ。そしてそのいずれのフェーズにおいても品質向上とリスク算定を忘れないテスト技法を学習できます。
【目次】
第1部 Web APIテストの真価
第1章 Web APIをテストする理由と方法
第2章 テストの出発点
第3章 品質とリスク
第2部 テスト戦略立案のための基礎知識
第4章 API設計テスト
第5章 APIの探索テスト
第6章 Web APIテストの自動化
第7章 テスト戦略の確立と実現
第3部 テスト戦略の拡充
第8章 高度なWeb APIオートメーション
第9章 コントラクトテスト
第10章 パフォーマンステスト
第11章 セキュリティテスト
第12章 本番環境でのテスト
【著者について】
・Mark Winteringham(マーク・ウィンターリングハム)
テスター、ツールスミス、Ministry of TestingのCOO。BBC、Barclays、英国政府、トムソン・ロイター社などの幅広い分野で、受賞歴のあるプロジェクトにテストの専門知識を提供してきた10年以上の経験を持っています。
最新のリスクベースのテスト手法の提唱者であり、テストの自動化、行動駆動開発、探索的テスト技法についてチームを指導しています。
また、テストにおけるキャリアへの認識を高め、テスト教育を改善するコミュニティであるMinistry of Testingの共同設立者でもあります。
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