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大きなデッキに運転台廻りのゼブラ塗装。このものものしい出で立ちの旧型電機は、セノハチこと、山陽本線瀬野~八本松間に存在する連続急勾配区間の上り線で後補機として活躍したEF59です。
同機はその姿からもわかるように戦前の花形電機EF53、EF56 から改造されたもの。
いわばサラブレットといえる機関車たちが、当初の任を解かれ最後の務めとして勾配区間の補機として投入され、文字通り縁の下の力持ちといえる活躍を1980年代半ばまで見せていたのです。
本書は『鉄道車輌ディテール・ファイル 瀬野機関区のEF59』Part1・Part2 を合本とし、冒頭にカラーページを追加した愛蔵版としてリイシューしたもの。
戦前製旅客電機の姿を色濃く残すEF59 全24機の1両ごとの記録集として、是非手に取って欲しい一冊です。
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