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「お前なんかいらない…お前なんか産まなきゃよかった…」
母の口から出た衝撃的な言葉が、少女だった「かおり」を変えていった。
“彼女はなぜレディース暴走族という道を選択したのか?”
そしてなぜ“いつ死んでもいい”と思うようになっていったのか?
台湾人として生まれたかおり。
幼い頃から親と一緒に暮らした記憶がないかおり…
「家族に愛されていない」と感じながら過ごす毎日。
「いつ死んでもいい」と思いながら喧嘩に明け暮れる少女時代。
自分の居場所を必死に探し続け、たどり着いた場所。
それが「レディース」だった。
伝説の暴走族雑誌「ティーンズ・ロード」との出会いがきっかけとなり
カリスマ的レディス総長としてなお馳せたかおりが、全国の有名レディス総長5人と「鬼風刃」(きふうじん)として芸能界にデビュー。
その後、芸能所属事務所の倒産や芸能界を夢見てチャンスを掴みかけたテイミングでの妊娠発覚、夫からの暴力、離婚、息子の非行等々。
様々な波乱万丈の人生経験を経てようやく幸せを感じる日々を手に入れる。
そんなかおりの「心の居場所」を求めて歩き続けた半生をかおり自らがペンを取り、綴ったリアルストーリー。
第一章 寂しさと居場所
第二章 自分なんていないほうが・・・
第三章 女族。そして仲間との出逢い
第四章 大人への選択
第五章 子供がいるから私がいる
第六章 幸せを手に入れるための壁
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