人には自分で自由に決められる“境界”がある。学校や社会で安全に、幸せに過ごすために読んでおきたい韓国絵本!
「境界の尊重」を学べる、小学生にぴったりの絵本が届きました。
「友だちづきあいがうまくできるか不安」「小さいうちから個人の尊重や人権について知っておいてほしい」という親子に読んでほしい1冊です。
韓国で刊行された絵本2冊をドッキングし、日本オリジナルの用語解説やいざというときの連絡先などを増ページして紹介。
親や教育者向けに日本の性教育事情や包括的性教育の解説も収録しています。
すでにティーン向けの「境界」や「同意」の本や低年齢向けの絵本は出版されていますが、小学校生活をイメージしながら学べる絵本はこれが初めてです。
この絵本には、学校生活や社会で子どもたちが遭遇するシーンがたくさん出てきます。
「友だちが大好きだからさわったのに、怒っちゃった!」
「本当はあんなあだ名で呼ばれたくない」
「女の子みたいって言われたけど…」
こういった友だちづきあいのモヤモヤを丁寧に取り上げ、やさしいタッチのイラストで愛らしく表現しています。
そして、人にはそれぞれ「人権」があり、勝手に侵入してはいけない「境界」があることを示し、
もし、その「境界」に入りたいときは、「トントントン」とノックをするように確認しよう、と促します。
逆に、境界が守られていないときはNOと言うことを教えます。
生きるうえで大切な「境界を尊重する」という概念を、自分の生活シーンと照らし合わせながら肩肘はらずに学ぶことができるのです。
思わずクスッと笑ってしまうような表情が豊かな子どもたちのイラストは、文字を読まないお子さんにも十分楽しんでもらえる内容です。
親子で読むのはもちろんですが、総ルビなので、ひらがなが読めるようになれば1人で読むこともできるでしょう。
また、大人にとっても新しい概念を知るきっかけになるはずです。
<目次>
■絵本
好きでぎゅってしたのに、なんで?
どうして先にきかないの?
■解説ページ
著者からのメッセージ
もっと知りたい人に! 自分のからだや権利にまつわるおすすめブック
監修者あとがきにかえて この本を手に取った大人のみなさんへ
ちょっと難しいけれど 知っておきたい用語集
困った! 助けて! いざというときの相談窓口
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