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50年の教師歴を持ち、全国連合小学校長会会長を務めた著者が〈令和の教育現場〉をリアルに描く。
学校は日々、「有事」の連続だ──。東日本大震災、コロナ禍、学力低下、小学校での英語授業の開始、働き方改革、地域に開かれた教育課程、GIGAスクール構想など時代からの要請。いじめ、不登校、体罰、児童虐待、校内暴力、読解力の低下、地域連携、国私立中志向の激化、教師の授業力の向上、教員志望者数の減少などの課題……。しかし、学校はいつの時代も様々な課題に向き合い、それを乗り超えてきた。今日も懸命の努力を続けている全国の校長・教頭、教員たちの〈令和の教育現場〉からの報告。東日本大震災の津波で74名の児童が死亡・行方不明になった「大川小学校津波」訴訟をめぐる関係者の証言と現場検証をふまえた論考、および、小学校における黎明期の教科担任制とその後の経緯・課題を各種報道や文科省等の動きをふまえて詳説する論考も収録。
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