雁の棹

雁の棹

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出版社
ふらんす堂
著者名
野口山月
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2023年7月
判型
四六判
ISBN
9784781415505

◆第一句集



雁の棹月へ月へと浮き沈み



本句集名「雁の棹」は霞ケ浦の南端に菱食雁の越冬地があり

そこで作った句によるものです。

(あとがき)



序句・鈴木貞雄





◆自選十五句

寒造り唄で櫂掻く杜氏かな

遍路杖捲れきつても手放さず

ほとぼりを残して窯の月涼し

もろともに鋳込む鋳物師の玉の汗

熱帯魚ライトアップに色光り

鮎茶屋に生まれて継ぎて藍の帯

夏炉端女人の踊るイヨマンテ

パプリカのインパストめく夏料理

鈴の音に跳たくなりて佞武多かな

カンヌ賞ロケ地は今も稲穂波

生身魂手づから漕ぎし車椅子

臆すなく恋を吐露して星の竹

サロベツに別れを惜しむ帰燕かな

メニューには出さぬ店主の狸汁

阿修羅の絵すゑて蜜柑を供へけり

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