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もともとは「文字wenz?ウェンズー」と呼ばれ、13世紀末に蒙古族が中国を征服し元朝を興したときに蒙古文字と区別する意味で呼称されるようになった「漢字」は、伝来した日本でも「漢字(かんじ)」と呼ばれ今日に至っている。しかし漢字の字体は同じでも中国語音で読めば中国の漢字となり日本語漢字音で読めば日本の漢字なるのであって、「漢字は表意文字である」という「まやかし」に騙されて日・中漢字を同一視したり混同するケースが散見される。本書は、そうした現状に対して、長年「漢字の研究」をライフ・ワークとしてきた著者が、『唐詩鑑賞法』や『日中漢字・漢語・漢詩・漢文論』などの著作に続き、日本の漢字文化を維持し発展させるために、中国語の表記道具である漢字・漢語と、それを使って表現された文学作品である漢詩・漢文を、ことばの根元に立ち戻って理解・鑑賞すべきことを語源や個々の作品を繙きながら分かりやすく解説した作品。
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