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人とクルマが紡いでいく、優しい珠玉の物語
1954年製のフォルクスワーゲンビートル。通称カブトムシ。
●第1話 10年間、様々な人に乗り継がれ、1964年東京オリンピックを迎える。分断された東西ドイツが統一して参加するのを観に来たクルトには、ビートルにまつわる悲しい話しが……
●第2話 学生運動の嵐が吹き荒れていた1968年頃。大学教授のクルマになったカブトムシ。バリケード封鎖する大学に、平和の象徴ビートルが突っ込む!
●第3話 石油ショックの中、大排気量のアメ車に乗るベテランプロ野球選手。時代の変化について行けないロートル選手と自分の道を走り続けるビートルが相棒になって……
●第4話 1970年代に訪れた超常現象ブーム。ビートルの色占いも子どもたちの中で流行りました。主人公・星野一生も、子どもたちの噂に付き合う中、家族を持つことに……
●第5話 ビートルの後継者 ゴルフの登場で、カブトムシは時代に取り残されたクルマに……星野も、新工場で四苦八苦する中……
【編集担当からのおすすめ情報】
これまでビートルを8台も乗り継いできたテリー伊藤さんが『ビートルは家族の一員なんだよね』と仰っていました。人との距離がとても近く感じるクルマがカブトムシなんだと思います。変わる時代のなかで最新のクルマではなく、自分の道を走り続けるビートルに人は愛着を感じるんだと思います。
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