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アメリカ超大国の誕生を鉄道・自動車・建設などの工業的発展に焦点をあて20世紀前半の50年間を年代記風に論じた。何本もの大陸横断鉄道は鉄道産業の大発展を齎し、20世紀初めに相次いで巨大な鉄道独占体を形成。同じ頃、鉄鋼・石油等にも独占的トラストが誕生し独占資本主義の骨格が逸早く成立した。20世紀の10年代に足場を築いた自動車産業は20年代には鉄道産業をしのぐ大産業に発展し、後半にはGM、フォード、クライスラーのビッグ3が出揃った。20年代後半の自動車生産の過剰は1929年に端を発する30年代大恐慌の一因になった。1933年に始まる恐慌脱出のニューディール政策は資本主義の生き残りを懸けた国家資本主義の萌芽となった。一転して40年代の大発展は戦争特需と復興の再建特需に基づく外在的要因が行き詰まった資本主義を救済した。現在のアメリカを理解するために20世紀前半の政治・経済の出来事を丹念に追っている。
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