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第二次世界大戦を対独レジスタンスの闘士として経験した、百歳を越える世界的哲学者によるヒューマニズムに満ち溢れた戦争批判。
ウクライナ戦争に至る原因が歴史を踏まえた広い視野で分析され、終戦への具体的提案が示される。フランスでの話題作、緊急翻訳。
「事態は切迫している。この戦争は、人類が長いあいだ被ってきた他のすべての大きな危機――エコロジー的危機、経済的危機、文明の危機、思想の危機など――を悪化させる可能性がある。……世界大戦を回避しよう。もし世界大戦が起きれば、前回の大戦よりもさらにひどいものになることは間違いないのだ。」(本書より)
○目次
1 戦争から戦争へ
2 戦争ヒステリー
3 戦争にからむ嘘
4 スパイ恐怖症
5 敵国民の犯罪者化
6 紛争のエスカレーション
7 予想外の出来事の衝撃
8 誤りと錯覚
9 諸状況を関連づけなくてはならない
10 米ロ関係の弁証法
11 なぜウクライナなのか
12 戦争突入
13 和平に向かって
訳者あとがき
人名索引
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