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空を自由に飛びまわる鳥を見て「ぼくも空をとんでみたい」と思ったペンギンの子、ジェイムズ。けんめいに羽ばたいてみたけれど、どうやっても飛べません。
ママに問いかけると、氷の白い大地のむこうに海というものがあること、そこでは自分たちペンギンは空を飛ぶように泳げるのだと教えてくれました。
飛ぶように泳ぐってどういうことだろう? ジェイムズは、その姿を思い浮かべながら、眠りにつきますが……。
「ペンギンが飛ぶ」ことの意味を自分なりの価値観で追究するジェイムズの姿を通して、自分らしさを心から愛することのすばらしさを伝えます。
葉祥明さんが描く南極の風景が美しく広がります。
『オレンジいろのペンギン』第2弾。
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