元ヤクザ、司法書士への道

元ヤクザ、司法書士への道

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出版社
集英社インターナショナル
著者名
甲村柳市
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2023年6月
判型
四六判
ISBN
9784797674323

その挑戦は刑務所の独房から始まった──
たった一人で「合格率3パーセント」の難試験に合格した男の「奇跡の物語」

山口組系暴力団のヤクザだった著者は刑務所の中で一念発起して、あえて懲罰の独居房に入り、朝から晩まで壁に貼った民法(約1000条)を丸暗記した! その目的は「合格率3パーセント」と呼ばれる司法書士試験にチャレンジするためだった。
仮出所後もひたすら独学を続け、足かけ8年かかって、ついに「想い」は実現した。
どんな人間でも生まれ変わることができる──本書は自分自身の体験を通じて、力強く訴えかける。

【著者略歴】
1972年、岡山県生まれ。高校中退。18歳で人材派遣会社を設立し、地元企業に不良仲間を送り込む仕事をしていたが、景気の悪化で会社を畳む。
スナックで知り合ったヤクザから誘われ、山口組系暴力団「義竜会」の竹垣悟会長の盃を受ける。以後、会長の側近として働くが、山口組の内部抗争のあおりで「義竜会」は解散となり、本人もヤクザから足を洗う。
2010年、広島刑務所に収監中、司法書士となることを決意。
135日間、自ら「志願」して入った独居房の壁に貼った民法をにらんで暗記する。
仮出所後も自宅で司法書士試験のために独学を始める。
2019年、司法書士試験を突破。現在、岡山市内で「司法書士法人・行政書士法人 東亜国際合同法務事務所」を開所。
尊敬する人物は矢沢永吉氏。

【本書の目次】より
第1章 すべては「独居房」から始まった
「懲罰」志願/思春期に湧き出した「不良の血」/背中の般若/鑑別所から少年院へ/半グレに流れる若者たち/十八歳の「社長」/竹垣会長との出会い/報復の連鎖/右翼団体を率いて/「過払金訴訟」で一儲け/三十八歳、再び「塀の内側」に

第2章 ムショで俺が学んだこと
前科者の「壁」/思い立ったときが戦闘開始のときだ/最悪の「ムショ飯」/刑務官による暴行も/懲役の定番「アルフォート」/なぜ刑務所では更生できないのか/出所者に対する冷たい風/輸入車販売業者からのドタキャン/消えない烙印

第3章 一念発起
初戦敗退/宅建に挑戦/司法書士と行政書士/「士業」とは/成功への近道は努力の積み重ねだ/俺の家庭教師は「裁判所」/参考書がなくても勉強はできる/専門予備校との「付き合い方」/八年目の合格/俺が「エゴサーチ」をしない理由

第4章 司法書士という仕事
裁判の代理人になれる「認定司法書士」/「百四十万円」の縛り/ボケる前に決めたい「任意後見人」/法定後見人は家庭裁判所が決める/なくしても大丈夫な「権利証」/「地面師」とは/なぜ一部上場企業が騙されたのか/なりすましを見抜くには?/司法書士と相続

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