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化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は頻度の高い有害事象であるが、ASCOのガイドラインのみでは日本国内での実臨床に十分対応できない。
そこでわが国の実情にあうようにCIPNの予防・治療について、薬物療法と非薬物療法でCQと推奨を掲載した。
そのほか、薬剤によるCIPN症状の違い、評価、臨床における諸問題などについても解説した実臨床に役立つガイドライン。
【目次】
第1章 本ガイドラインについて
1. 本ガイドライン作成の目的
2. 既存ガイドラインと本ガイドラインの関係
3. 本ガイドラインがカバーする範囲
4. アウトカムの重要性について
5. 文献検索
6. 文献の適格基準
7. エビデンスの確実性の決定
8. 推奨度
9. 作成手順
10. 利益相反開示事項
11. 本ガイドラインの評価
■ 診断、治療アルゴリズム
第2章 総論
A. CIPNの頻度
B. CIPNの症候学的分類
C. 病理組織学的分類と症状
D. CIPNと神経障害性疼痛の関係
E. CIPNのリスク因子
F. 鑑別診断に用いられる検査項目
G. 各薬剤によるCIPNの症状
H. CIPNの評価
I. CIPN以外の神経に関係する障害
J. 臨床における諸問題
K. 米国臨床腫瘍学会および欧州臨床腫瘍学会-欧州腫瘍看護学会-欧州腫瘍神経学会CIPNガイドラインの紹介
L.「がん薬物療法に伴う末梢神経障害マネジメントの手引き2017年版」公表の効果の検証
M. ガイドライン普及と活用促進のための工夫
第3章 クリニカルクエスチョンと推奨
CQ1. CIPN症状(しびれ、疼痛)の予防として何が推奨できるか。
1. 薬物療法による予防
2. 非薬物療法による予防
CQ2. CIPN症状(しびれ、疼痛)の治療として何が推奨できるか。
1. 薬物療法による治療
2. 非薬物療法による治療
■ 平山泰生先生を偲んで ~CIPNの未来を切り開いた男~
■ 索引
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