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アバター(分身)を使って、メタバースの世界だけでなく、実社会でも、別のキャラクターとして遠隔地で仕事をしたり、家にいながらにして趣味の仲間と旅行をしたり、AIと協業したり…姿や年齢を超えた多彩な人生を体験できる時代がやって来る。新しい未来の幕開けだ!
【目次】
第一章 アバターとは何か──実世界でも稼働する遠隔操作が可能な分身
第二章 アバター共生社会が目指すもの
第三章 ムーンショットが進めるアバター研究
第四章 技術の社会実装──AVITAの取り組み
第五章 仮想化実世界とアバターの倫理問題
第六章 さらなる未来──大阪· 関西万博とアバター
【著者略歴】
石黒 浩(いしぐろ・ひろし) ロボット工学者/大阪大学教授
1963年、滋賀県生まれ。ロポット工学者。大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻(栄誉教授)、ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。遠隔操作ロボットや知能ロボットの研究開発に従事。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。著書多数。
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