午後三時にビールを

中公文庫

午後三時にビールを

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出版社
中央公論新社
著者名
中央公論新社
価格
924円(本体840円+税)
発行年月
2023年6月
判型
文庫
ISBN
9784122073807

求めたものは一杯の冷たい麦酒(萩原朔太郎)、呑まぬくらいなら蕎麦屋へは入らぬ(池波正太郎)、おしまいにひとロライスカレー(向田邦子)。酒友との語らい、行きつけの店、思い出の味……。銀座、浅草の老舗から新宿ゴールデン街、各地の名店まで酒場を舞台にしたエッセイ&短篇アンソロジー。     文庫オリジナル



■目次

虚無の歌 萩原朔太郎

【酒友のいる風景】

はせ川(井伏鱒二)

中原中也の酒(大岡昇平)

青春時代(森敦)

酒の追憶(太宰治)

酒のあとさき(坂口安吾)

池袋の店(山之口獏)

音問(檀一雄)

詩人のいた店(久世光彦)

後家横町/酒のこと(小沼丹)

【行きつけの店】

タンタルス(内田百閒)

藪二店(池波正太郎)

私と浅草/札幌の夜(吉村昭)

鯨の舌(開高健)

「ままや」繁昌記(向田邦子)

ほろ酔いの背に響く潮騒(安西水丸)

新宿飲んだくれ/焼酎育ち(田中小実昌)

【文士の集う場所】

「ぼるが」に集う人人(石川桂郎)

昼間の酒宴/ある酒場の終焉(寺田博)

深夜の酒場で(中上健次)

バーの扉を開けるとき(島田雅彦)

てんかいそうろう(戌井昭人)

【酒場に流れる時間】

海坊主(吉田健一)

幻想酒場〈ルパン・ペルデュ〉(野坂昭如)

花の雪散る里(倉橋由美子)

ゆうすず(松浦寿輝)

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